ねこ先生式 自分らしさレッスン帳

ねこ先生が毎日が楽しくなる方法を教えてくれます!!

使い慣れた習慣は無意識な行動

こんにちは。ねこ先生です。

 

「怒りの行動」を選ばない をお伝えしていますが、

 

頭では分かっていても

 

つい、とっさに「怒りの行動」は出てしまうものですね。

 

私たちの行動は、

ずっと使っている棚に置かれたアイテムと同じ

で、

 

無意識に使ってしまうのです。

 

この事を選択理論では、

「整理された行動」と読んでいて、

日常的に使い慣れているので、自分で選んでいるという意識がありません。

 

毎日の自分の行動を思い出してみてください。

 

毎日、時計は左手にはめる

毎日、お風呂は右手から洗う

毎日、毎日、毎日

 

いつも、いつも使い慣れた行動は、たぶん無意識ですね。

でも、本当は、全部、自分で選んでいるんです。

 

このことを「習慣」もしくは「クセ」と言います。

 

そして、「怒り」を感じた時、

人は使い慣れた

・文句を言い

・相手を責め

・批判して

・脅かし

・罰を与えて

・ガミガミ言います。

 

このように

前にお伝えした「致命的な7つの習慣」の6つを使ってしまいがちです。

「落ち込む」ということを使うこともありますね。

 

このように、私たちは、

自分がずっと大事に蓄えて来た行動アイテムを選んでしまうのです。

 

そして、とても使いやすいので、なかなか手放すことが出来ません。

 

でも、

このままいくと

人との関係性が無意識のうちに壊れて行くかもしれません。

 

セルフコントロールの基本は行動を見る目を養うことです。

「行動の再整理」を行うためです。

 

新しい棚を作って、

自分の怒りをコントロールできる

アイテムをそろえましょう

 

・たとえば、身体を動かす

・たとえば、伸びをする

・たとえば、その場所をはなれる

・たとえば好きなものを6つ考える

・たとえば水を飲む などなど

 

どんなことでも、自分にとって「怒りの行動」をセルフコントロール

できるアイテムをふやすことです。

 

まるで「無意識」だった行動を「意識化」する

 

とても大切なことです。

 

それではまた次回。ねこ先生でした。

 

※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール

渡辺奈都子著 

株式会社

「落ち込み」も自分の選択

こんにちは。ねこ先生です。

 

前回は、わたしたちの行動を車にたとえて

「怒りの行動」の4つの要素を考えてみましたね。

 

4つのタイヤ

には、

自分の意志で直接コントロールできる 前輪 : 思考と行為、

自分の意志で直接コントロールできない 後輪: 感情と生理反応

があり、

 

セルフコントロールの基本とお話しました。

 

そして、

このメカニズムを土台として、

わたしたちは、「怒り」と「落ち込み」を選択しています。

 

みなさんの中には、

「私は落ち込みたくなんてないよ!!」

思われる方もいらっしゃると思います が、

 

「すべての行動には目的があって、

その人が選択している」 

それが選択理論の考え方です。

 

わたしたちは、落ち込みも選択しているんです。

 

■落ち込みのメカニズム(4つのタイヤ)

前輪 :

行為 寝込む。部屋にこもる。 悲しい音楽をかけるなど

思考 あの時なんで・・・ 自分なんて・・・

後輪 :

感情 憂鬱・悲しい・苦しい

生理反応 身体がだるい ねむい

 

そして、この行動を続けるのも、やめるのも自分次第

 

ただ、この「落ち込みの行動」にもメリットがあります。

 

・メリットその1

誰かが心配してくれたり、助けてくれるのを待つ

優しくしてもらえるために他人をコントロールする

 

選択理論の提唱者 ウイリアム・グラッサー博士は

「2歳を過ぎた頃から、ほとんどの赤ん坊は癇癪が通用しないことを発見する。

そして、周囲から学習する能力と創造する能力が機能し始め、

落ち込むことを学習し始める」

 

と言っています。

 

・メリットその2

言い訳する

逃避する

 

できないんだからしょうがない

きっとダメに決まっている

頭ではわかっているけど・・

 

恐怖心や不安を避けるためには「落ち込み」はとても効果的です。

 

・メリットその3

怒りを抑える

 

願いと現実にギャップがうまれた時、

わたしたちが選びやすい行動は

「怒り」と「落ち込み」です。

 

怒りはまわりの人も自分をも傷つけます。

 

グラッサー博士は、

「落ち込み行動は、

怒りを抑えるために人間の考えついたもっとも強力な方法のひとつである」

と説明しています。

 

このように、

自分以外の人から見ると

「なんで どうして??」と思われる行動も

その人なりの理由があることが分かります。

 

そして、目的が変れば、

人はいくらでも行動を選び直すことが出来るんです。

 

今日はここまで。ねこ先生でした。

 

※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール

渡辺奈都子著 

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行

kodomo-mentor.com

怒りの習慣から脱出するために その1

こんにちは。ねこ先生です。

 

怒り は わたしたちが

生まれながらにして持っている唯一の感情

 

だからこそ、感情をコントロールするレッスンが必要

ということを前回でお伝えしましたね。

 

そこで、「怒りの習慣から脱出する方法」

これから何回かに渡ってお伝えしたいと思います。

 

それには、まず、

わたしたちの 行動のメカニズム を 知るところから始めましょう。

 

 

選択理論を提唱するウイリアム・グラッサー博士は、

わたしたちの行動を車にたとえて 

「怒りの行動」の 4つの要素 を説明しています。

 

 

                                      f:id:shiawase-school:20171009213656j:plain

 

 

わたしたちの行動には

必ず「行為」「思考」「感情」「生理反応」

この 4つの要素 が存在します。

 

そして「怒りの感情」の4つの要素 とは

行為 :  見てわかる動作や表情 (にらむ・嫌みを言う・怒鳴る・舌打ちをする など)

思考 : 考えること、イメージすること  (どうしてわからないの!!  など嫌なイメージ)

感情 : 気分、気持ち ( カチン! イライラ ! )

生理反応 : 身体反応  (力が入る、血圧が上がる など)

 

この4つは車のタイヤと考えられ、

前輪  行為と思考  

後輪  感情と生理反応  

配置されています。

 

そして、ドライバーの自分自身が

操作できるのは前輪だけ

後輪は、前輪が向かった方向についてくる

という しくみ です。

 

 

後輪の「感情」と「生理反応」は変えにくくても、

前輪の「行為」と「思考」は変えることが出来ます。

 

ためしに、今

「背筋を伸ばしてください!!」と言われたら

出来ますよね 。

 

でも、

「今、すぐ楽しい気分になってください !!」 と言われても

なかなか出来ませんよね。

 

このように、

「怒りの感情」におそわれても

 

・場所を変える

・いつもと違う道を帰る

・友達と話す

・音楽を聞く

・6秒 好きなものを数えてみる

・俯瞰して考える

 

など、「行為」と「思考」を少し変えてみる

 

これが大事 

 

この4つの要素を知って

セルフコントロール をしてみましょう。

 

ねこ先生でした。それではまた次回

 

※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール

渡辺奈都子著 

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行

kodomo-mentor.com

「怒り」は生まれながらにプログラムされた感情と知ろう!!

こんにちは。ねこ先生です。

 

みなさんの中で「 私は怒ったことが今まで1度も無い!! 」と

と いう人は たぶん いないですよね。

 

わたしたちに、人はなぜ、どのように行動するのかを教えてくれる

選択理論を提唱するウイリアム・グラッサー博士は、

 

「わたしたちは、フラストレーションを感じるとき、

誰1人として怒りを避けることはできない。 なぜならば、

怒りというのは、わたしたちが

生まれながらにして持っている唯一の感情であり、

他の感情はすべて、後天的に学習されるものだからである」

 

と言っています。

 

そうなんですね。

 

          f:id:shiawase-school:20171003205128j:plain

 

赤ちゃんの 泣くという行動は、 怒りのひとつの表現方法です。

 

赤ちゃんがオギャー!! と泣くと

ママが パパが おばあちゃんが おじいちゃんが 飼っているワンチャンまでが

「なになに〜 どうした どうした 」と走りますよね。

 

これは、赤ちゃんが「外的コントロールを使っているんです。

赤ちゃんなら 

お腹がすいたよ〜

おむつを変えてよ〜

だっこしてよ〜

と 

自分の願っていることと。今の状態にギャップがあることを

まわりに知らせて、誰かの手を借りて、

そして、自分が生きることの手段として使うのです。

そう、「生きるため」です。

 

そして、泣くことによって、

多くの場合は、みんなの「よしよし〜」で赤ちゃんの不快感はなくなります。

大成功です。

 

そして、わたしたちは、

こんなふうに、

・だれかが自分のために働いてくれる

・自分の気分が悪いのは、相手が自分の望むことをしないからだ

と 思いながら成長していき、

 

そして、それを誰も正すことなく大人になってしまった人は、

 

・なんとかして「相手がまちがっている」を分からせよう!!

・もっと確実に「私がどんなに悲しいか」を思い知らせたい!!

・どうにかして「私の正義」を知らしめてやる!!

 

外的コントロールのスキルを上げて行くのです。

 

でも、

 

しあわせな人間関係を望むとしたら ?

 

当然それでは難しいですよね。

 

怒りは人が生きるためにプログラムされた感情なので、

だからこそ、感情をコントロールするレッスンが必要なんです。

 

それでは次回は、「怒りの習慣から脱出する」を学びましょう。

ねこ先生でした。

 

※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール

渡辺奈都子著 

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行

kodomo-mentor.com

 

しあわせな人間関係のために「身につけたい7つの習慣」

こんにちは。ねこ先生です。

 

前回は、身近な人間関係がうまくいかない時、

つい、相手を変えよう!! として「致命的な7つの習慣

批判する・責める・文句を言う・ガミガミ言う・脅す・罰する・褒美で釣る

をしてしまって、

 

どんどん関係性が悪くなります!! と

お伝えしました。

 

では、日頃から

どのような行動を選択すると

人と人はコミュニケーションを回復できるのでしょうか。

 

■ 7つの身に付けたい習慣

1.傾聴する 相手の話をよく聴く

2.受け入れる 違いを認めて理解しようとする

3.励ます おたがいのがんばりを確認して元気づける

4.支援する 相手を知り、相手が望む支援をする

5.信頼する 1番の信頼行動は「待つこと」

6.尊敬する 大切な人として接する

7.違いを交渉する おたがいの違いを受け止め伝え、話し合う

 

この7つの習慣

少しづつでも身につけることができたら

人と人との関係性は

いつもしあわせな関係を保っていられるのです。

 

今日から、レッスンしてみませんか?

 

それではまた次回

ねこ先生でした。

 

※参考文献 幸せを育む素敵な人間関係 

~温かさと思いやりが伝わる人間関係を築くには〜 柿谷寿美江 著

「クオリティ・コミュニティをめざす会」発行

kodomo-mentor.com