あの人を変えたい! 外的コントロールってなんだろう ?
こんにちは。ねこ先生です。
今日は、「外的コントロール」について
もうすこしわかりやすくお伝えしましょう。
「外的コントロール」とは、
「人は自分の行動しかコントロールすることはできない」という
ウイリアム・グラッサー博士が提唱する「選択理論」とは対極の、
「相手を外側から変えよう!! 」という考え方です。
いろんな場面を使って「外的」な場合と、そうでない場合を、
わかりやすく解説してみましょう。
■場面その1 上司から部下への指示
状況 : 自分の思っているように部下が動いていないように感じた。
上司「なにやってんだ!!」
上司「ちゃんと指示したのに!! 返事したよね!!」
上司「どうして自分で動けないんだ!!」 どうして!どうして!
■場面その2 デートでのできごと
状況 : 映画に行く約束をした2人、遅れて来た彼が疲れてため息をつきました。
彼女「疲れてるんなら来なくてもよかったのに!!」
彼女「20分も待ったのよ!」
彼女「映画はじまってしまうでしょ!!」
■場面その3 親子の日常
状況 : 駅のホームでお出かけの親子、ホームで走り回る男の子
お母さん「やめなさい!!」
お母さん「あぶないからやめなさい!!」
お母さん「何回言っても聞かない子は知らないわよ!!」
さて、
なんだか、「いやだな!! 」と思いましたか?
「やってる!!」と思った人もいるかもしれませんね。
でも、これは特別なことではありません。
わたしたちは、たぶん、日頃、同じような経験をしたり、されたりしています。
では、
上記の場面を「選択理論」的に行動すると
どうなるのでしょう。
■場面その1 上司から部下への指示
状況 : 自分の思っているように部下が動いていないように感じた。
上司 部下の話を傾聴して「そういう事だったのか。 大変だっただろう!」
部下「はい、聞いていただいて、ありがとうございます」
上司「今から私も動いてみるから、すぐ取りかかってくれるかな」
部下「はい、わかりました!」
上司「頼んだよ、報告待っている」
■場面その2 デートでのできごと
状況 : 映画に行く約束をした2人、遅れて来た彼が疲れてため息をつきました。
彼女「疲れているのにごめんね! 」
彼「大丈夫だよ! 見たい映画だよね!!」
彼女「映画館で寝ててもいいよ」
彼「じゃ、あとで筋書きおしえてよね」
■場面その3 親子の日常
状況 : 駅のホームでお出かけの親子、ホームで走り回る男の子
お母さん「ここは人がいっぱいだから手をつないでいようね」
男の子「 走りたいなあ」
お母さん「もうすぐ電車がくるね。〇〇ちゃんが怪我をするとママは悲しいから
ホームで走らないお約束できる?」
男の子「うんいいよ」
どこが1番ちがうでしょうか。
そうですね。
「会話」がなりたっていますね。
わたしたちは、人との会話の中から
しあわせな人間関係を作って行っているのがわかると思います。
さて、次回からは、
少し「選択理論」 についてお話したいと思います。
「過去と他人は変えられない 、変えられるのは自分だけ」
を学んでいくことにしましょう。
ねこ先生でした。
※参考文献 幸せを育む素敵な人間関係
~温かさと思いやりが伝わる人間関係を築くには〜 柿谷寿美江 著
「クオリティ・コミュニティをめざす会」発行