怒りの習慣から脱出するために その1
こんにちは。ねこ先生です。
怒り は わたしたちが
生まれながらにして持っている唯一の感情
だからこそ、感情をコントロールするレッスンが必要
ということを前回でお伝えしましたね。
そこで、「怒りの習慣から脱出する方法」を
これから何回かに渡ってお伝えしたいと思います。
それには、まず、
わたしたちの 行動のメカニズム を 知るところから始めましょう。
選択理論を提唱するウイリアム・グラッサー博士は、
わたしたちの行動を車にたとえて
「怒りの行動」の 4つの要素 を説明しています。
わたしたちの行動には
必ず「行為」「思考」「感情」「生理反応」
この 4つの要素 が存在します。
そして「怒りの感情」の4つの要素 とは
行為 : 見てわかる動作や表情 (にらむ・嫌みを言う・怒鳴る・舌打ちをする など)
思考 : 考えること、イメージすること (どうしてわからないの!! など嫌なイメージ)
感情 : 気分、気持ち ( カチン! イライラ ! )
生理反応 : 身体反応 (力が入る、血圧が上がる など)
この4つは車のタイヤと考えられ、
前輪 に 行為と思考 が
後輪 に 感情と生理反応 が
配置されています。
そして、ドライバーの自分自身が
操作できるのは前輪だけ
後輪は、前輪が向かった方向についてくる
という しくみ です。
後輪の「感情」と「生理反応」は変えにくくても、
前輪の「行為」と「思考」は変えることが出来ます。
ためしに、今
「背筋を伸ばしてください!!」と言われたら
出来ますよね 。
でも、
「今、すぐ楽しい気分になってください !!」 と言われても
なかなか出来ませんよね。
このように、
「怒りの感情」におそわれても
・場所を変える
・いつもと違う道を帰る
・友達と話す
・音楽を聞く
・6秒 好きなものを数えてみる
・俯瞰して考える
など、「行為」と「思考」を少し変えてみる
これが大事
この4つの要素を知って
セルフコントロール をしてみましょう。
ねこ先生でした。それではまた次回
※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール
渡辺奈都子著
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行