「怒り」は生まれながらにプログラムされた感情と知ろう!!
こんにちは。ねこ先生です。
みなさんの中で「 私は怒ったことが今まで1度も無い!! 」と
と いう人は たぶん いないですよね。
わたしたちに、人はなぜ、どのように行動するのかを教えてくれる
選択理論を提唱するウイリアム・グラッサー博士は、
「わたしたちは、フラストレーションを感じるとき、
誰1人として怒りを避けることはできない。 なぜならば、
怒りというのは、わたしたちが
生まれながらにして持っている唯一の感情であり、
他の感情はすべて、後天的に学習されるものだからである」
と言っています。
そうなんですね。
赤ちゃんの 泣くという行動は、 怒りのひとつの表現方法です。
赤ちゃんがオギャー!! と泣くと
ママが パパが おばあちゃんが おじいちゃんが 飼っているワンチャンまでが
「なになに〜 どうした どうした 」と走りますよね。
これは、赤ちゃんが「外的コントロール」を使っているんです。
赤ちゃんなら
お腹がすいたよ〜
おむつを変えてよ〜
だっこしてよ〜
と
自分の願っていることと。今の状態にギャップがあることを
まわりに知らせて、誰かの手を借りて、
そして、自分が生きることの手段として使うのです。
そう、「生きるため」です。
そして、泣くことによって、
多くの場合は、みんなの「よしよし〜」で赤ちゃんの不快感はなくなります。
大成功です。
そして、わたしたちは、
こんなふうに、
・だれかが自分のために働いてくれる
・自分の気分が悪いのは、相手が自分の望むことをしないからだ
と 思いながら成長していき、
そして、それを誰も正すことなく大人になってしまった人は、
・なんとかして「相手がまちがっている」を分からせよう!!
・もっと確実に「私がどんなに悲しいか」を思い知らせたい!!
・どうにかして「私の正義」を知らしめてやる!!
と
外的コントロールのスキルを上げて行くのです。
でも、
しあわせな人間関係を望むとしたら ?
当然それでは難しいですよね。
怒りは人が生きるためにプログラムされた感情なので、
だからこそ、感情をコントロールするレッスンが必要なんです。
それでは次回は、「怒りの習慣から脱出する」を学びましょう。
ねこ先生でした。
※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール
渡辺奈都子著
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行