ねこ先生式 自分らしさレッスン帳

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「落ち込み」も自分の選択

こんにちは。ねこ先生です。

 

前回は、わたしたちの行動を車にたとえて

「怒りの行動」の4つの要素を考えてみましたね。

 

4つのタイヤ

には、

自分の意志で直接コントロールできる 前輪 : 思考と行為、

自分の意志で直接コントロールできない 後輪: 感情と生理反応

があり、

 

セルフコントロールの基本とお話しました。

 

そして、

このメカニズムを土台として、

わたしたちは、「怒り」と「落ち込み」を選択しています。

 

みなさんの中には、

「私は落ち込みたくなんてないよ!!」

思われる方もいらっしゃると思います が、

 

「すべての行動には目的があって、

その人が選択している」 

それが選択理論の考え方です。

 

わたしたちは、落ち込みも選択しているんです。

 

■落ち込みのメカニズム(4つのタイヤ)

前輪 :

行為 寝込む。部屋にこもる。 悲しい音楽をかけるなど

思考 あの時なんで・・・ 自分なんて・・・

後輪 :

感情 憂鬱・悲しい・苦しい

生理反応 身体がだるい ねむい

 

そして、この行動を続けるのも、やめるのも自分次第

 

ただ、この「落ち込みの行動」にもメリットがあります。

 

・メリットその1

誰かが心配してくれたり、助けてくれるのを待つ

優しくしてもらえるために他人をコントロールする

 

選択理論の提唱者 ウイリアム・グラッサー博士は

「2歳を過ぎた頃から、ほとんどの赤ん坊は癇癪が通用しないことを発見する。

そして、周囲から学習する能力と創造する能力が機能し始め、

落ち込むことを学習し始める」

 

と言っています。

 

・メリットその2

言い訳する

逃避する

 

できないんだからしょうがない

きっとダメに決まっている

頭ではわかっているけど・・

 

恐怖心や不安を避けるためには「落ち込み」はとても効果的です。

 

・メリットその3

怒りを抑える

 

願いと現実にギャップがうまれた時、

わたしたちが選びやすい行動は

「怒り」と「落ち込み」です。

 

怒りはまわりの人も自分をも傷つけます。

 

グラッサー博士は、

「落ち込み行動は、

怒りを抑えるために人間の考えついたもっとも強力な方法のひとつである」

と説明しています。

 

このように、

自分以外の人から見ると

「なんで どうして??」と思われる行動も

その人なりの理由があることが分かります。

 

そして、目的が変れば、

人はいくらでも行動を選び直すことが出来るんです。

 

今日はここまで。ねこ先生でした。

 

※参考文献 人間関係をしなやかにする たったひとつのルール

渡辺奈都子著 

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン発行

kodomo-mentor.com